タブレットの容量は、「動画を見るなら128GB、絵を描くなら256GB」のような用途名だけでは決まりません。同じ動画視聴でも、家のWi-Fiで配信を見る人と、移動中のために何本もダウンロードする人では、本体へ必要な量が違います。
先に決めるのは、タブレットへ何を入れるかではなく、何を本体に残さなければならないかです。
容量を使うものを4つに分ける
購入前に、予定しているデータを次の4つへ分けます。
- 消せないアプリとそのデータ
- 通信できない場所でも使う動画・音楽・資料
- 描画、動画編集、学習などで増える制作物
- クラウド、PC、外部ストレージへ移せるファイル
1〜3は本体容量へ残りやすく、4は運用次第で減らせます。家族で共有するなら、利用者ごとのゲームやダウンロードも足します。
たとえば、配信動画は基本的にオンライン再生し、ノートとPDFが中心なら、128GBから検討できます。一方、長時間の移動用に動画を複数保存し、大型ゲームや描画データも同じ端末へ残すなら、256GBの余裕が使いやすさへ直結します。
今ある端末から「残したい量」を拾う
買い替えなら、現在のタブレットやスマートフォンで、アプリとデータが何GBあるか確認します。ただし総使用量をそのまま移すのではありません。
- 次の端末でも使うアプリ
- 過去作品や資料のうち本体へ残すもの
- ダウンロードし直せる動画や音楽
- すでに不要なキャッシュ
を分けます。
仮に現在80GB使っていても、30GBが消せるダウンロードなら、次端末の出発点は約50GBです。逆に、今は40GBでも、新しく動画編集を始め、素材を本体へ残すなら、現在値だけで128GBを選ぶと将来分を見落とします。
Appleは、公称容量の一部がフォーマットやOSなどに使われると案内しています。128GBの端末に128GB分を入れられる前提ではなく、更新や一時ファイルの余地も残します。
クラウドとmicroSDは「本体容量の追加」とは限らない
クラウドへ置いた写真や資料も、オフラインで開く設定にすれば端末容量を使います。通信できない場所で必要なファイルは、本体へ保存する分として数えます。
microSD対応は機種ごとに確認します。対応していても、アプリ本体、ゲームデータ、編集途中のファイルを自由に移せるとは限りません。購入候補のメーカー仕様と、使うアプリの保存先条件を確認してから、外部ストレージへ逃がせる量を差し引きます。
iPadでは、iCloudの容量とデバイス本体の容量は別です。クラウド契約を増やしても、本体へ置くアプリやオフラインデータの上限がそのまま増えるわけではありません。
128GBを選びやすい条件、256GBを選びやすい条件
128GBから検討しやすいのは、ブラウザ、電子書籍、ストリーミング、軽い文書作業が中心で、不要なダウンロードを定期的に整理できる場合です。
256GBを優先しやすいのは、次の条件が重なる場合です。
- 大型ゲームを複数入れ替えず使う
- 動画や音楽をオフライン保存する
- 写真・動画編集や描画の素材と完成物を本体へ残す
- 家族で共有し、利用者ごとのデータが増える
- 容量整理を頻繁にしたくない
- 購入後にストレージを増設できない機種を長く使う
この一覧へ一つ当てはまるだけで256GBと決める必要はありません。本体へ残る量を足し、128GBの実使用可能量ぎりぎりになるなら256GBへ上げる、という順で判断します。
商品を比べる前の確認欄
- OSと機種は用途に合うか
- 正式な内蔵ストレージ容量はいくつか
- microSD等の拡張に対応するか
- 使うアプリのデータを外部へ移せるか
- Wi-Fiがない場面で何を保存するか
- 何年使い、その間に制作物やゲームが増えるか
みつけモノの商品一覧には128GB、256GBなど複数表記がありますが、タイトルにはメモリ、通信規格、付属品の容量が混ざる場合があります。購入時は正式商品ページの「ストレージ」を確認し、新品・中古、OS、画面サイズなど他の条件も揃えて比較してください。
128GBか256GBかの答えは、タブレットで何をするかだけでなく、何を本体から動かせないかにあります。アプリ、オフラインデータ、制作物を足し、外へ移せるものだけを引くと、自分に必要な余裕が見えてきます。